特集

地元の人にこよなく愛されている、あの店この料理 VOL.2

コーヒーハウス アンの家

東名御殿場ICから、御殿場の地元の人たちが“農道”と呼んでいる里山沿いを道路を車で南へ走ること15分。林の中から現れる赤い洋風の家が見えてくるのが「コーヒーハウス アンの家」。

「偶然、建築雑誌で見かけた家のデザインが気に入って、そのままオーダーして作ってもらいました」と、オーナーの芹沢さん。壁の色や窓の形は何度か改装をしており、現在は赤色の壁も、いっときは緑色だったことも。

▲アンの家 特製カレー(辛口) \900

スパイスたっぷりの辛口カレーは、かなり辛口だけれど、唐辛子の激しい辛さというよりは、スパイスが豊かに使われているキリッとさわやかな辛さで、これがクセになるんです。辛口のお料理が好きな方はぜひ試してみてください。

▲ナポリタン \900

ずっと変わらないレシピで、多くのお客様から愛されているナポリタン。巷によくある極太麺でベタッと甘いナポリタンとは違い、ここのナポリタンは面が細くて、まろやかな味で、口当たりがやわらかい。途中からチーズをかけながら食べると、まろやかさがさらに増しますよ!

▲ビーフシチュー(ライス付き) \1,200

洋食好きな方にさらにおすすめなのが、ビーフシチュー。よく煮込まれたビーフのやわらかい食感、コクのあるシチューの味。たいらな器に入れられたビーフシチューがあっというまになくなっていき、名残り惜しくなる一品です。

▲アンの家風おじや

「女性にファンが多いです」とオーナーの芹沢さんが言及したのは“アンの家風 おじや“。体がホッとする和風のお出汁、ご飯の上にはチーズとそして梅干し。意外だと思う食材の組み合わせも、何ひとつジャマなものはなく、全ての食材が見事に調和。

そして、サプライズだったのが・・・・・・・・・

なんと、少しパスタが入っていること!和風出汁のおじやにパスタ、まさに“和洋折衷”のおじやです。このお料理はアンの家ならではのユニークな発想のもとに作られた一品。一度これにハマると、ずっとリピートしてしまうという、絶品の一皿です。

さて。おいしいものを食べたあとはデザートをいただきたくなりますよね。

▲焼きりんご(冬季限定) \1000

熱々の焼きりんごの上には、バニラとホイップがトッピング。シャクシャクっとりんごを救って口に運ぶと、ほんのりとシナモンの香りが漂ってきます。冬季限定の“焼きリンゴ”は、青森県産のりんごをまるごと一個使ったアンの家独自の人気メニュー。リンゴの芯をくりぬいて、中にシナモン、砂糖、レモン、バニラ、白ワインなどを入れて焼き上げていきます。熱いうちに、甘酸っぱいハーモニーを楽しんで。]

▲ウィンナーコーヒー \700

アンの家のウィンナーコーヒーは、生クリームの甘さとフレンチローストのコーヒーの苦みのハーモニーが絶妙で、これぞ本場(ウィーン)のコーヒーの味。マスターによると、本来、ウィンナーコーヒーはかき混ぜるものではないとのこと。アンの家でもスプーンは付けずにサーブすることがほとんどだそうです。コーヒーに使われているお水はお店の近くにコンコンと湧き出る富士山の伏流水!御殿場に来ないと飲めないコーヒーなんです。

今でこそ、美味しいフードがたくさんそろっているお店ですが、お店の名前「コーヒーハウス アンの家」からもわかるとおり、アンの家は喫茶店。コーヒー1杯からでも、気軽に足を運んでみてくださいね。

コーヒーハウス アンの家
営業時間/10:00~21:00
定休日/第三月曜日
住所/御殿場市二子508‐2
電話/0550‐87‐3224

Photo & Text /ミセス食いしん坊
幼いころから食べることが大好き!生まれは福岡。東京や京都で15年間暮らしたあと、結婚を機に御殿場へ移住。
御殿場をはじめ、日本全国どこへ行っても、おいしいものを求める情熱は衰えず、お店の人が心配するまで食べ続けることもあります(笑)。