
富士山の麓にある御殿場は富士山の歴史も語ります。
噴火した時に流れ出た溶岩流によってできた溶岩洞窟もそのひとつ。
駒門風穴は古く、およそ1万年前。印野溶岩隧道は1600年前(西暦400年代)に形成されました。
溶岩の様子が当時のまま残る洞窟でタイムスリップ体験もできます。
洞窟体験は、動きやすくて汚れてもOKな服装で。不安定な足元は履きなれた運動靴、長靴などで出かけましょう。
【駒門風穴】原型を保っている国内最大級の溶岩隧道。
駒門風穴(“こまかどかざあな”と読みます)はおよそ1万年前の新富士噴火によりできた隧道で途中から2本に分かれ150m程奥まで入られます。
大正11年に国の天然記念物に指定されており、内部は夏冬を通じ13℃、凸凹も多く、天井の低いところもありますので十分注意して探検してください!


【印野の溶岩隧道】御胎内清宏園から丸尾苑にかけての溶岩洞穴
『御胎内清宏園』の園内に人体の内部に似ているその形から「御胎内」と呼ばれる全長68mの隧道があります。洞穴内には“小腸部”“五臓部”などと名付けられた場所があり、最後に“産口”と呼ばれる狭い道を抜けゴール。すぐ横にある胎内神社は安産の守り神として知られています。御胎内清宏園から1キロ程離れた『丸尾苑』には、この付近で溶岩流が止まった様子を観察できます。
御胎内清宏園
安産の守り神、胎内神社の横に入り口があります。


丸尾苑
『丸尾苑』では溶岩流末端の露頭が見学できます。

